【中央大学通信攻略】33 書籍の選び方と目安編

 33 回目 まだ大学で学ぶのに通学してるの? 書籍の選び方と目安編


今回は、初学者の方でもできる自分のレベルにあった書籍の選び方について書いてきます。

ただし、法律科目に重点をあてて書きます。



目次
(1)書籍のレベルの目安

①専門書

②準専門書

③予備校本

④新書

⑤漫画でわかる系

(2)それぞれの書籍の役割

①専門書

②準専門書

③予備校本

④新書

⑤漫画でわかる系

 (3)まとめ


 

(1)書籍のレベルの目安

①専門書:大学で学ぶ科目の本格的な書籍です。
300頁以上の基本書です。
(判例集、コンメンタールを含む)
出版社で多いのは、有斐閣、弘文堂、成文堂等が挙げられます。

②準専門書:専門書を少し簡単にした書籍です。
明確な基準はないですが、私の中での定義です。
出版社では有斐閣アルマです。

③予備校本:法律資格取得のためある予備校が
出版している書籍です。
具体的には、伊藤塾、辰巳塾、TACなどが出しているものです。
色合いが好きで個人的に伊藤塾推しです。

④新書:一般的に〇〇新書と書いてある出版社が出している書籍です。
一般の方がその科目を知るための位置づけの書籍です。

⑤漫画でわかる系:漫画で各科目を説明している書籍です。
かなり、内容は薄いです。

①から⑤になるにつれて、書籍の内容がわかり易くなっていきます。

(2)それぞれの書籍の役割

①専門書

・用途:レポートを書く際の参考文献、日常学習、試験の答案を準備する際の資料として使えます。

・長所:大学で勉強をするための書籍で、その科目の基礎的な内容が網羅されています!

・短所:専門用語が多く、内容が難解です。
正直、読んでいくのが大変です。

・書籍例
(各科目の記事にも専門書は書いてあります。)
・芦部信喜『憲法第6版』(有斐閣)
・四宮和夫、能見善久『民法総則第8版』(弘文堂)
・立石二六『刑法総論』(成文堂)
・団藤光重『法学の基礎』(有斐閣)

・法律科目毎のおすすめ書籍は以下のリンクから
確認ください。

憲法

民法Ⅰ

民法3

刑法総論

刑法各論


②準専門書

・用途:その科目がどのような内容なのかを知るのに便利です。レポートの参考文献としても使えます。

・長所:その科目がどんな内容かをつかむのには便利です。専門書よりかはわかりやすいです。

・短所:科目の内容が専門書に比べ、不十分で、専門的に勉強するには適していないです。

・書籍例
・渋谷秀樹『憲法1人権第6版』(有斐閣アルマ)
・渋谷秀樹『憲法2統治第6版』(有斐閣アルマ)
・大越義久『刑法総論第5版』(有斐閣Sシリーズ)
等が挙げられます。

予備校本⇦1番のおすすめ!(司法試験の書籍)

・用途:日常学習、試験対策の準備に使えます。

・長所:専門書の内容がわかり易く書いてあり、それでいて、専門書並みに内容が書いてあります!
独学で勉強するなら、一番良い書籍です!

・短所:大学の先生、インストラクターの中には嫌っている方がいるので、レポートの参考文献で使うと、評価が下がる場合があります。



・コラム(大学が予備校本を嫌う理由)

     予備校本は、各科目を学ぶ上で、必要な内容を網羅しており、初学者でもわかるように書いてあります。
専門書のようなマニアックな内容もないです。
そのためか、専門書が売れなくなってしまっ
たとか…
あくまで、噂ですが!



・書籍例
・伊藤真『憲法第3版(伊藤真試験対策講座5)』(弘文堂)
・呉明植『憲法(伊藤塾呉明植基本本シリーズ)』(弘文堂)

重要なのは、司法試験対策の書籍であることです。

    法律資格には、司法書士、行政書士などさまざな予備校本がありますが、司法試験対策以外は大学の勉強とは全然内容が異なりますので、あまり参考になりません。

・伊藤塾の主な書籍は以下の伊藤塾のホームページにのっています。

    https://www.itojuku.co.jp/book/newbook/shihou/index.html
参考にしてみてください。

    私のおすすめは、試験対策シリーズと呉明植先生の基礎本シリーズがおすすめです!

④新書

・用途:簡単に各科目を知るために役立ちます。
また、各科目関連の新書を読むことで、何が最近法律界で話題になっているかがわかり、卒論のテーマの参考にはなります。

・長所:手軽に読めます。
卒論のテーマなどを探すきっかけにもなります。

・短所:レポート、日常学習では使えません。

・書籍例
・木村草太『憲法という希望』(講談社現代新書)
・大村淳志『民法改正を考える』(岩波新書)

⑤漫画でわかる系

・用途:大学の勉強をする上では特に使い道はないです。
各科目をすごく簡単に知りたい場合には使うぐらいです。

・長所:みじかにその科目がわかり、1冊にかかる時間が他の書籍よりはるかに短く済みます。

・短所:大学の勉強を考える上では、役立ちません。

・書籍例
・伊藤真『マンガでわかる民法入門』(ナツメ社)
・伊藤真『マンガでわかる憲法入門』(ナツメ社)

(3)まとめ

・以上が主な書籍のまとめとなります。
私がとっていた学習方法は、新品や中古で専門書、判例集を数冊買い、日常学習のために、予備校本を買って勉強していました!

・このようにしておくと、自宅で、レポートも書け、試験対策もできて便利です!

・次回は私がどのように勉強していたのかについて書こうと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

30歳のWebエンジニア/中央法→大手証券会社→プログラミングスクール→Webエンジニア(4年目)/現在は神奈川に住みながらプログラミングをメインにTwitterやブログで発信してます!