第 19 回目 まだ大学で学ぶのに通学してるの? 刑法総論攻略編
一般人にとっては、刑事ドラマなどでしか聞かない刑法について書いてきます。
刑法には、総論と各論があり、今回は総論ついて書いていきます。
刑法は、すごく論理的に出来ていて、勉強するのが意外と楽しい科目です。
少し書籍が古いです!
1、内容
・主な学習内容:刑法の共通の考え方です
具体的には、構成要件該当性、違法性、有責性、未遂、共犯、罪数、
刑罰論
・単位数:4単位
・規定レポート数:4通
・スクーリングあり
夏期、短期スクーリングあり
スクーリング受講によるレポートの免除数:2通
(1)刑法総論を学習する上で重要なこと
・レポート学習と試験、日常の勉強はやり方をしっかり分ける!
これは、他の法律科目にも言えることですが、刑法は特に重要です。
・刑法は学説が大事!
各論点に対し、複数の学説があり、レポートではそれらをまとめ
る必要があります。
(判例の立場もまとめますが、判例は見解が1つなので!)
・レポートでは、この学説をしっかりまとめる必要があります!
刑法の学説の数は他の法律科目に比べて多く、全ての分野で
学説を丁寧に見ていくととても勉強が終わりません。
結論:レポート学習は学説を丁寧にまとめるが、日常学習、科目
試験は通説、判例の立場のみをおさえる!
これにつきます!
・刑法を勉強するのに役立つオススメ文献
(中央指定の教科書も内容は少し難しいですが、必要なことは網羅されてます!)
・呉明植『刑法総論』(弘文堂)
初学者に向けて書いてあり、普段勉強するには最適です。
・立石二六『刑法総論30講』(成文堂)
総説、判例、学説の順で各講を構成しており、判例、学説の
比較し易い内容です。
・島伸一編『楽しい刑法』(弘文堂)
ケーススタディーの項目があり、レポートをどのようにまとめる
か勉強するのに役立ちます!
(2)レポート学習
・レポートは2000字前後で、後することが多いです。
・学説、判例を丁寧にまとめる必要があります!
具体的には、正反対の2つの学説を説明し、どちらにも問題があり、
その中間のような学説の3説と判例の見解は欲しいです。
(もちろん、主な学説が2つしかない場合は、2つで問題ないです。)
・学説、判例の探し方!
判例は、判例百選で課題に該当する判例をまとめれば、終わりです。
学説は、参考文献や教科書をもとに課題の該当箇所を読み、まとめ
ます。
3〜5冊程度の書籍をまとめれば、主要な学説は網羅できます!
(3)科目試験の対策
・試験対策は基本書の読み込みです!
どれかで易い分野があるわけでもないので、各論点をしっかり、
勉強する必要があります!
・スクーリングは違う!
刑法のスクーリング(曲田先生)は手書きノートの持ち込みのみが
可能です。
スクーリングでやった所が範囲なので、科目試験よりも若干範囲は
狭くなります!
そして
何より、講義がすごくわかり易いです!
結論:基本書をスクーリングまでにしっかり読み、スクーリングを
受講しましょう!
刑法のスクーリングはいいこと尽くしです!
(4)まとめ
刑法は日常学習とレポート学習にメリハリをつけて勉強する!
試験はスクーリングを受講して、受ける!
コメントを残す