【最短で中央大学通信を卒業する】 17 憲法攻略編

 17 回目 まだ大学で学ぶのに通学してるの? 憲法攻略編

 

 今回は法律の中でも皆が聞いたことがある憲法から書いていきます。

1、内容

・主な学習内容:人権分野と統治機構分野の2つです。
ただし、主に勉強するのは人権分野についてです。

・OnePoint(憲法とその他の法律の違い)

憲法は国家のあり方、方針を定める法であり、国家を縛るものです。
対して
その他の法律(民法、刑法等)は国家の中にいる国民を縛る法です。

「法の支配」の法は憲法を意味します。
(上記の違いを理解せずに使うテレビのコメンテーターや政治家の方が稀にいるので…)

・単位数:4単位

・規定レポート数:4通

・スクーリングあり
スクーリングは夏期、短期スクーリング共にあります。
スクーリング受講によるレポート免除数:2通

(1)憲法を学習する上で重要なこと

①問題となる論点を抑える

・教科書や参考文献等で取り上げられる内容には論点(問題になる点)が
あります。
主要な論点はしっかり勉強してください。
(始めは何が論点かわからないと思います。)

・主要論点をおさえるのに便利な書籍

・伊藤真『憲法 第3版 (伊藤真試験対策講座 5) 』(弘文堂)

主要な論点が網羅され、憲法を学ぶ上で、必要なことが過不足なく、書いてあります!
      
②判例

・憲法の学習で最も重要なのは判例です!
特に、各条文の有名な最高裁判例は必ずおさえる必要があります!

・判例では、事実に対して、どの様な理由で判決を下したのかが重要になります。
また、その判決の解説を学者がしているので、そこも重要です。

判例を勉強するのに便利な教材
憲法判例百選1 第6版 (別冊ジュリスト 217)
憲法判例百選2 第6版 (別冊ジュリスト 218) 

③学説

・条文解釈には対立した見解がありますので、主要な学説は必ず抑えましょう!
(教科書、参考文献に書いてある学説が主要な学説です。)
調べると、無限に学説が出てくる場合があるので、目安にしてください。

(2)レポート学習

・文字数は規定通りの2000程度が必要になります。
必要なことをまとめると、いつの間にか2000字程度になります!

・教科書の内容だけでは書けませんので、参考文献、上記の判例集の該当する
内容をまとめましょう!

・課題に対する最新の判例をまとめると、評価が上がり、合格しやすいです。
ただし、必ず、書かなければいけないものではありません。

リーガルリサーチでキーワードを入力して探すことができます。
(参考までに書いておきます。)

・レポート学習に役立つ書籍

・長尾一紘『はじめて学ぶやさしい憲法』(実務教育出版)
・伊藤真『日本一わかりやすい憲法入門』(中経出版)
上記の2冊は憲法の内容をわかり易く書いています。
レポートの内容をまとめるには、物足りない内容となっていますが、レポートを書く前段階として、読むには役立ちます!

著者芦部信喜、補訂者高橋和之『憲法第6版』(岩波書店)

憲法について、学ぶのに外せない基本書です!
レポートをまとめるのに十分な内容となっています。
憲法と言えば、芦部先生というぐらい有名な方です。
(どこかの総理大臣は知らなかったみたいですが…)

・芦部信喜『憲法判例を読む』(岩波セミナーブックス)

憲法判例百選1 第6版 (別冊ジュリスト 217)

憲法判例百選2 第6版 (別冊ジュリスト 218)


 一部重複しますが、判例をまとめる際に便利です。

・憲法の争点 (ジュリスト増刊 新・法律学の争点シリーズ 3)
各テーマ毎に学者が解説をおこなっている書籍です。
判例、学説を深く勉強するのに便利です。 

 これらは、全て読まなければ、合格できない訳ではないので、各課題の必要に応じて、使っってください!

(3)科目試験対策

・出題範囲:主に人権分野から出ます。(稀に統治機構から出ます。)
但し、どちらも主要論点からの出題です。

・出題形式:出題に対する1000字〜1500字程度の論述

対策としては、まず一朝一夕にはできません!
一夜漬けで単位を取るのは限りなく難しいです!

試験の勉強の仕方は出題範囲が広いため、広くそれなりに各分野を理解しておく必要があります。

そのために、オススメなのが、上記で紹介した『憲法 第3版 (伊藤真試験対
策講座 5)
 』になります!

この書籍は、各分野の必要最低限の内容が書いてあるため、しっかり勉強すると
どの分野の出題に対しても合格するのに必要な知識が習得できます!
出題範囲を3〜5回位読み込めば、試験で全くわからないということはないです!

・事前に答案を作っておく!

出題範囲を読み込みながら、各論点でどのように答案を書くかまとめましょう!
まとめる際にはレポートと同じく、判例、学説が重要になります!

・余談になりますが、スクーリングは講義で扱った内容が出題となりますが、人権
分野は大体やるので、試験範囲はあまり変わりません!
(先生によっては出題する所を教えてくださることもありますが…)

(4)まとめ

法律科目は(1)〜(3)でまとめた通り、レポートも科目試験も勉強する分量が
多いです。

よって、効率よく良い評価で単位をとることを考えると、スクーリングを受講す
るのがベストです!

計画としては、スクーリングの1ヶ月前までに規定のレポート2通を合格させ、
残り1ヶ月で、教科書か上記で紹介した書籍を読み込みましょう!
  (私が勉強している際に要した時間を目安にしたものなので、計画は参考までに!)

OnePoint(何度も読み込む書籍は一冊にすべし)

理由:・専門書を読むのは1周目が凄く大変です。
しかし、2周目はかなり負担が減り、理解が深まるからです。
・他の書籍で重要だと思ったものは、読み込む書籍に書き込めばいいからです。

騙されたと思って、1度やってみてください!
私もやるまでは疑っていましたが、本当に身になります!

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ABOUTこの記事をかいた人

30歳のWebエンジニア/中央法→大手証券会社→プログラミングスクール→Webエンジニア(4年目)/現在は神奈川に住みながらプログラミングをメインにTwitterやブログで発信してます!