第 15 回目 まだ大学で学ぶのに通学してるの? 法律科目総論編①(学習準備編)
今回からは法律科目について書いていこうと思います。
今まで紹介してきた科目と異なり、要求されるレベルは高いです !
(法律で有名な大学ですしね。)
もちろん不可能は要求されないので、ご安心ください。
そこで 、法律科目全般に言えることをまとめます。
1、法律科目総論(学習教材)
(1)学習するにあたって必ず準備するべき書籍
(Ⅰ)六法全書(ポケット六法等の試験で参照が許されているもの)2冊
(当たり前ですが、最新のものを買ってください。)
試験に使うものと日常学習に使うものの2冊です。
①六法の種類と選び方
・種類には大きく判例六法とただの六法の2つがあります。
判例六法:条文ごとに関連の判例が書いてあります
メリット:条文関連する判例が確認できる
デメリット:条文の繋がりがわかりづらい、値段が高い
判例のない六法:条文が書いてあるだけです。
メリット:条文の繋がりが見易い、値段が安い
デメリット:条文に関連する判例を確認できない
・出版社ごとの違い
(ⅰ)記載されている法律が異なります。
大学で指定されている六法を買えば、大学の勉強をする際に困ることはありません
(ⅱ)若干、文と文のスペースが違います。
有斐閣は広め、三省堂は狭めといった感じです。
(ⅲ)各条文に関連する規則、条例の索引が書いてある。
私は有斐閣と三省堂の六法しか使ったことがないですが、この2社の六法には索引が付いてます。
以上になります。
初学者は判例のない六法で勉強すると、法律の繋がりが見えやすいので、
判例のない六法で勉強されるのをお勧めします!
初学者は六法の読み方にも困るので、以下の本をオススメします。
・編者総合法令『だれも教えなかった六法全書の読み方』(総合法令出版)

(Ⅱ)勉強する各法律科目の判例百選
(最新のものを買うことをオススメします)
レポートを作成する際に関連する判例として百選に乗っているものは必ずと言っていいほど、言及する必要があります。

(Ⅲ)法律用語辞典
独学で法律を勉強する上で、必要不可欠なものです!
法律用語は一般的な言葉であっても異なる意味の場合があるからです。
値段は税込で5000円ぐらいして、高いですが、必ず買ってください!
これなしでは、独学で法律を勉強するのはほぼ無理です!
・編集執筆法令用語研究会『法律用語辞典[第4版]』(有斐閣)
(Ⅳ)参考文献
(買うことをオススメします!)
・教科書として、指定されているものは、難易度も記述量もバラバラで、必ずしも、その科目を勉強するのに適しているとは限りません。
・自分にあった内容で、学習を進める上で十分な記述量の書籍を1冊は買うことをおすすめします!
・十分な記述量かの基準(私の個人的見解)
1単位=100ページ程度、つまり、4単位なら400ページ程度の記述量がオススメです!
このくらいの分量だと、各科目を勉強するのに過不足がない内容です!
以上の(Ⅰ)〜(Ⅲ)が必ず用意すべき書籍になります。
(2)あると便利な書籍、サービス
(Ⅰ)リーガルリサーチ
過去数十年から最新の判例まで調べられる優れものです。
大学から申し込むと数千円で1年間利用できます!
(卒論を書く際には必要です!)
(Ⅱ)法学書院から出ている演習ノートシリーズ
どのような点が論点になり、どうまとめていくのかを参考にできます。

(Ⅲ)各科目のコンメンタール
各法律の条文ごとの解説が書かれている書籍になります。
条文を詳細に知りたいときに役立ちます。
(3)まとめ
法律科目を勉強する上で必要となる書籍についてまとめました。
各法律ごとに条文が重要なもの、判例が重要なもの、学説が重要なもの等の特色があります。
その内容については、各法律科目の際に説明します。
とにかく、必要なものは揃えて勉強してください!
ケチって、勉強すると合格するのが遠ざかります。
長くなったので、次回に、法律の学習法とレポートに必要な内容について書きます。
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