Ruby学習ステップアップ
1、はじめに
私が勉強を始めたばかりの頃、どんな段階のレベルがあり、どのくらいできれば、実務でやっていけるのかが、さっぱりわからなかったので、どんな順番でどの様にやるのが効率が良いのかについて今回はRubyに限ってまとめていこうと思います。(下に行くほど内容が深くなります。)
ここではRubyに限った学習の順序を並べていますが、実際、rubyを使える様になる様にするには、Ruby on Railsの学習も並行して勉強していかないと使えるようにはらないと考えていいと思います。
各書籍を詳細に解説するとそれぞれ1冊毎に1記事書くことになるので、この記事では割愛します。
2、progate、ドットインストール
この辺はプログラミングの勉強を始めようと思った方なら、多くの方が行き着く所なので、簡単に説明していきます。
(1)progate (https://prog-8.com/)
スライド形式で、説明され、説明の仕方が初めてプログラミングを勉強しようと思っている方向けの説明となっているので、最初の教材としては、非常に良いと思います。
・やっておきたいレッスン
- RubyⅠ
- RubyⅡ
- RubyⅢ
- RubyⅣ
- RubyⅤ
まずは、上記レッスンに取り組むのが良いと思います。
上記のレッスンを行えば、rubyの大枠は学ぶ事はできる様になりますが、仕事で開発する上での知識としては不十分です。
(2)ドットインストール (https://dotinstall.com/)
約3分ぐらいのレッスンで1レッスンが終了する動画教材です。
https://dotinstall.com/lessons こちらの内容はProgateとの内容と被るものが多くあるので、動画で見て、学習したい方にはおすすでできます。
(1)、(2)に関してはどちらか自分に合っている教材を一通り、1,2回しっかり、サンプルコードを書いて学習すれば、十分だと思います。
初学者であれば、変数、クラス、条件分岐、メソッドなどがなんかやったなぁ程度になれば、十分だと思います。
3、Rubyの書籍(基礎編)
1冊目が上記の『Rubyふりがなプログラミング』です。この書籍はrubyのコード1行1行を丁寧に何をしている処理なのかを書いている書籍です。仕事をする上で必要となるrubyの知識としてはまだ足りないですが、rubyのプログラム1つ1つの処理が何をやっているかが分かるので、プログラミング自体が初めての方は買ってもいい書籍だと思います。
2冊目が『たのしいRuby』になります。こちらは、Rubyを開発したまつもとひろゆきさん監修の書籍で、Rubyに関して非常に網羅的にかかれた初学者にはオススメの書籍になります。章ごとにアルゴリズムを考える問題も用意されておりプログラムに慣れるという点でもいい書籍なので、Rubyを学ぶ上では買っておいて損はない書籍だと思います。
3冊目が『プロになるためのRuby入門』です。こちらの書籍はRubyを学ぶ上では欠かせない書籍ではありますが、初学者がここから初めてしまうには難しいので、これを一冊だけ買って、Rubyを勉強していこうと思うのはあまりオススメしません。 ただ、仕事をする上では、この書籍の知識はよく使うので、抑えておかなくてはいけない内容になります。
ここまでの知識がつけば、Rubyの知識に関しては、問題ないレベルなので、あとは、Railsを勉強しつつ、この書籍も並行して、勉強することで理解を深めていけば、いいと思います。
以下からは、Rubyを使ったプログラミングの概念やツールの作り方を学ぶ書籍、困ったときに調べるための書籍、rubyの細かい処理を知りたい時に役立つ書籍になります。つまりはrubyが分かっている前提で書かれている書籍になります。3までを仕事をする上での基礎だとすると、以下からは応用編になります。
4、Rubyの書籍(応用編)
4冊目は『パーフェクトruby』になります。こちらの書籍は前半はrubyのプログラミングの使用につて記載されていますので、『プロになるためのRuby入門』とも被る内容が多いです。後半から、メタプログラミング、ライブラリ、組み込みツール、gemの作り方、rubyを使った簡単なアプリの作り方を学べます。
5、Rubyの書籍(オブジェクト指向)
5冊目が『オブジェクト指向設計実践ガイド』です。こちらの書籍はRubyを使って、オブジェクト指向という概念を学んでいく書籍になります。おそらく初めて読むには難しい書籍ではありますが、オブジェクト指向を元に仕事でも開発はされているので、読むべき書籍ではあります。
5、Rubyの書籍(リファクタリング)
6冊目が『リファクタリングRubyエディション』です。この書籍はrubyを使って、プログラムのリファクタリングについて学んでいく書籍になります。ここまでの知識を理解して開発できるとかなり読み易いプログラムが書ける様になっていると思います。
6、Rubyの書籍(辞書)
7冊目が『改訂2版 Ruby逆引きハンドブック』です。これはrubyでどんなことができるのか調べたりするのに便利です。なくてもそこまで困らない書籍ではありますが、あると便利な書籍でもあります。
7、Rubyの書籍(デザインパターン)
8冊目が『Rubyによるデザインパターン』です。この書籍はrubyでデザインパターン(簡単に説明するとどの様にプログラムを設計するかです。)ただ、デザインパターンを知っていて損はないのですが、実際に仕事上では使いどころが少なかったり、そもそもにこの書籍が絶版されている書籍ではあります。
8、Rubyの書籍(メタプログラミング)
9冊目が『メタプログラミングRuby』になります。こちらはrubyを使って、メタプログラミングを勉強します。こちらもメタプログラミングを知っておいて損する事はないですが、使用頻度としてはそこまで高く無いです。
9、Rubyの書籍(詳細)
10冊目最後になりますが『プログラミング言語Ruby』です。rubyの開発者が書いたrubyプログラミングについての書籍で、rubyの挙動が詳しく書かれており、rubyのオタクになりたい方には欠かせない一冊だとは思います。ただ書かれているrubyのバージョンが低い点が難点ではあります。
10、まとめ
以上がrubyのステップアップ順に並べた書籍になります。どのプログラミング言語を勉強しても損する事はありませんが、rubyに関しては上記の様にRubyを学んだ上で、さらに高次の知識となるオブジェクト指向、デザインパターン、メタプログラミング、リファクタリングも学べるので、学習をする上でもいい言語だと個人的には思います。
今回の内容をまとめると
- 1~3までがrubyという言語を学ぶステップ←仕事をする上で最低限欲しいレベル
- 4~8がrubyを使って、プログラミングの構成方法や良いコードのコードを書くステップ←出来ると嬉しいレベル
- 9がrubyの細かい挙動までを押されるステップ←ここは趣味のレベルなので無視でもO K
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