読んだ技術書の感想②
最近は開発の前段階である設計について勉強していました。特に要件定義の後のデータベース設計について勉強していました。
今回紹介するのは藤島一月男、奥恵『[入門はじめてのデータベース](技術評論社)2013年4月発行です。

目次
- 概要
- メリット、デメリット
- 感想
- 今までに読んだ技術書
1.概要
ページ数271頁、通読にかかった所要時間は6時間。
構成は1章でデータベースの基本要素の説明します。
2章ではDBを扱うSQLについて解説します。具体的には、SQL、テーブルの活用、主キーと外部キー、トランザクションについて簡単に解説します。
3章では基本的なデータの扱い方を解説します。この章では、データベース設計の概要を説明し、ER図というテーブル同士の関係を表す図、テーブルを最適化する正規化について解説します。その後、正規化の演習が用意されています。
4章はファイルとデータの基礎知識です。ストレージ、RAIDとSAN、分散型データベースについて解説します。
5章がデータベースの最適化です。パフォーマンスチューニンング、SQLのチューニング、システム構成のチューニングについてです。
6章がデータベースの大規模な活用です。この章に限っては初学者の段階では読まなくてもいい気がしました。
2.メリット、デメリット
(1)メリット
・対話形式になっていて、読みやすいです。簡単にデータベースを抑えたい人にはおすすめです。
(2)デメリット
・内容が本格的でないわりには値段が高い気がしました。
・アマゾンなどで中古で買うとコストが抑えられていいと思います。
3.感想
データベースの概要を知るにはいい本でしたが、データベースを詳しく知りたいと思う人には物足りない内容だと思います。
特に、書き込みが必要なところもないので、目が疲れた時に読むといいかもしれません。
個人的には、出版されてから古い書籍なので、中古で買うとコストと見合った内容にあると思います。
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