勉強した技術書の感想⑥

勉強した技術書の感想⑥

 

今回紹介するのは『Ruby on Rails5アプリケーションプログラミング 』です!

この書籍は非常に良い書籍なのですが、初学者がやると挫折しやすい書籍なので、注意が必要な書籍です。

ちなみに私は3回挫折し、ようやく全10章の内9章まで読めました。

1、概要


ページ数:593ページ、通読するのにかかった時間(9章まで):1ヶ月と半月。

構成としては導入編(1章〜3章)、基本編(4章〜6章)、応用編(7章〜10章)となっています。

導入編

1章がイントロダクションとして、Railsというフレームワークについての解説です。

2章がRuby on Railsの基本として、MVC構造、DB(データベース)についての簡単な解説です。

3章がScaffolding機能によるRails開発の基礎として、アプリの基本となる一覧、詳細、編集、新規登録、削除機能についての解説です。

基本編

4章がビュー開発として、RailsのView画面で使える入力フォームやタグについて解説します。

5章がモデル開発として、モデルの作成、データの取得、DB(データベース)のカラムの登録、更新、削除、検証機能、アソシエーション(テーブル間の関係)、マイグレーションについて解説します。分量が多い章です。

6章がコントローラー開発として、リクエスト情報、レスポンスの操作、HTML以外のレスポンス処理などのコントローラーでできることについての解説です。

応用編

7章がルーティングとして基本的なresourcesのルート設定の仕方から、応用的なcollection、memberなどについても解説します。

8章がテストとして、アプリのテストの準備の仕方から後始末まで一通り解説します。

9章がクライアントサイド開発として、RailsでRuby以外の言語を使う方法について解説します。CoffeeScript、Sass(SCSS)、Ajax、Turbolinksが出てきます。

10章がRailsの高度な機能として、電子メールの送信、非同期処理、キャッシュ機能などについて解説します。


 

2、この本のメリット、デメリット


(1)メリット

Railsの基礎知識が網羅されています!

この書籍に書いていないことは基本事項ではないと考えて良いぐらいさまざな内容が書いてあります。

解説されていないものもありますが、一覧としては掲載されています。

索引機能がしっかりしている!

索引がしっかりしていて非常に必要な内容を調べるの便利です。

(2)デメリット

①具体例が少ない

さまざな内容を網羅している反面、具体的にどのようにコードを書くかについては解説が少ない部分が多いです。


 

3、感想


エンジニアになるためには間違いなく、必要な書籍だと思いました。Railsの基礎知識が網羅されていると思うので、いつかは必ず目を通す必要があると思います。

ただ、網羅性が高い反面、具体的な記述が少ないため、初めてRailsを勉強する場合には合わない書籍でもあると思います。

実際に、何かWebサイトを作るわけではないので、各知識の使い所がわからないところがあるのも初学者には適していないように思いました。


4、まとめ


使い方を工夫すれば、非常に役立つ書籍です。

初学者のうちは通読はせず、辞書的に使うのがオススメです!

ある程度、Railsが分かってきてから読むと知識が繋がり、Railsでできることの幅が広がります。

要するに、エンジニアになるためには必要な書籍ですが、初学者のうちは辞書として使い、ある程度わかってきたら、知りたい部分を熟読していくと、この書籍を効率よく使えると思います!


 

5、今までに読んだ技術書


勉強した技術書の感想⑤

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ABOUTこの記事をかいた人

30歳のWebエンジニア/中央法→大手証券会社→プログラミングスクール→Webエンジニア(4年目)/現在は神奈川に住みながらプログラミングをメインにTwitterやブログで発信してます!