Ruby on Rails学習ステップアップ
1、はじめに
今回はrailsを勉強する上でどんな順番で勉強するのがよかったのかなという自分の振り返りも含めて書いていこうと思います。
まず、前提として、HTML、CSS、RUBY、SQL はprogateレベルで良いので学習しているものとして、Railsのみの教材に焦点を当てて、学習順を紹介していきます。
本格的なWebアプリケーションを作りたい場合、様々な分野を学ばなければならないので、あくまでもrailsのレベルを上げるという点での紹介となります。
今回は長いので結論として、プログラムミング初学者でrailsをやるのであれば、これを買っておけば、とりあえず間違えはないという書籍を最初に紹介しておきます。
https://leanpub.com/everydayrailsrspec-jp
2、Progate、ドットインストール編
ここの2つに関しては、プログラミング学習を始めたばかりの方でもご存知の方が多いと思うので、簡単に紹介していきます。
Progateはさっさと本格的なアプリケーションを作ろうの該当する部分(https://prog-8.com/courses/rails)を答えを見ながらで良いので進めていきましょう。(2周もすれば、十分な気がします。)
ドットインストールは動画教材となっているので、映像を見ながら実際にコードを書いていくので、Progateよりも取り組み易いかもしれません。railsのレッスンのURLはこちら(https://dotinstall.com/lessons/basic_rails_v3)
railsのバージョンに関しては5か6で良いと思います。
参考サイト
- Progate:https://prog-8.com/
- ドットインストール:https://dotinstall.com/
2、教材(基礎編)
ここからが何をやって良いのか初学者がわからなくなってくる部分だと思いますので、レベル順に載せていきます。
①著者竹馬力、監修山田祥寛『たった1日で基本が身に付く!Ruby on Rails』(株式会社技術評論社)
『たった1日で基本が身に付く!Ruby on Rails』はあくまでもrailsになれるためだけの書籍だと考えて頂いていいと思います。内容としては、scaffoldコマンドで作られるCURD機能と簡単なバリエーション機能ぐらいです。
昔、自分が書いた感想記事があったので、そちらも載せておきます。(当時は全くの初学者だったのでしょうもないことも書いてあるかもしれませんが、当時はそんなレベルだったということですね。)
②掌田津耶乃『Ruby on Rails5 超入門』(秀和システム)
こちらの書籍は私が勉強していた当初は5系だったのですが、現在は6系がでているので、6系で学ぶ事をオススメします。また5系と6系で前半の章の部分はあまり変更点はないのですが、後半からは、Reactの導入の仕方などの5系にはなかった内容も書いてあります。
③『Ruby on Rails5アプリケーションプログラミング 』
『Ruby on Rails5アプリケーションプログラミング 』はRailsの辞書的な書籍となるので、本格的にRailsを勉強する際には非常に役立ちます。ただ、網羅性は高いですが、何かWebアプリを作って学ぶものではないので、通読するにはつらいかもしれないです。
④『基礎Ruby on Rails』
『基礎Ruby on Rails』は本格的なWebアプリケーションを作りながら、railsの各機能について学んでいけるのですが、現在だと5系であるところで、おすすめしづらい書籍にもなっています。現在は下記で紹介する⑤のrailsの書籍が同じ著者が書いた書籍で6系のものになるので、そちらをお勧めします。
⑤『Ruby on Rails 6 実践ガイド』
『Ruby on Rails 6 実践ガイド』は6系のrailsを使い、従業員の管理アプリを作成しながら、各railsの機能を学んでいきます。⑤で紹介した書籍で学べる内容を網羅しつつ、さらに機能拡張編で実践的な機能を開発に関しても学べるので、railsでシステム開発を学びたい方にとっては非常にオススメできる一冊です。
⑥『Ruby on Rails5の上手な使い方』
『Ruby on Rails5の上手な使い方』はrailsの上手な使い方、コードの書き方を学ぶレシピ集としての役割が強い書籍になります。
⑦『Ruby on Rails 5速習実践ガイド』
『Ruby on Rails 5速習実践ガイド』はrailsの受託開発の会社が作った書籍であり、非常に、実際の仕事でrailsを使う学ぶのに最適です。開発する機能としては、『Ruby on Rails 6 実践ガイド』よりも少ないのですが、要所はしっかり抑えてあり、仕事をする上での最低限の知識を身につけるのに最適だと思います。また、今までの書籍はviewsファイル内の拡張子がerbでしたが、この書籍ではslimを使って書いてあるので、その点でも現場とのギャップが少なくていいと思います。
railsでどれか一冊と言われたら、こちらの書籍を私はオススメします。
⑧Everyday Rails – RSpecによるRailsテスト入門
https://leanpub.com/everydayrailsrspec-jp
基礎的な教材はこれで最後になります。『Everyday Rails – RSpecによるRailsテスト入門』はrailsでテストコードを書く際によく使われるRspecについて学べる電子書籍になっています。基本的な書き方から、テストコードのリファクタリング、可読性の高いテストコード書き方まで学べるので、オススメの一冊です。また、著者の方が、QiitaなどやSNSを使って、不具合などがあれば、解決方法も発信されているので、記事も豊富な点が非常に役立ちます。
3、教材(応用編)
①『パーフェクト Ruby on Rails 【増補改訂版】』
この書籍はrails6開発する上で出来る機能を網羅的に紹介した書籍になります。上記の基礎編で紹介した書籍と被っている内容もかなりあるのですが、Part4「Railsアプリケーションの拡張・運用」Part5『エキスパートrails』の章はアプリをどう作るかやコードをどう設計し、書くかも学べる点が個人的には非常に参考になっています。
②Rails ガイド
最後はrailsガイドになります。ここまで知っていれば、とりあえず、開発をする上で、railsに関する知識で困ることはないと思うぐらいrailsでできることが網羅的に書いてあるので、時間を見つけては見ていくといいのではないかと思います。
コメントを残す