社会人なら知っておきたい法律
今日は、久しぶにプログラミングがお休みの日なので、ブログもプログラミング以外のことを書いていきます。
今回は、最近、意外と法律を知らずに社会生活を送っているのだなと思ったので、社会人が知っておいたほうがいい法律について書いてきます。
1、法律って何?
この章だけでも、本気で書くと2万字以上はいくので簡単に定義すると、「社会生活を保つために定めた、支配的(特に国家的)な規範。」となります。よくわからないと思うので、簡単に言い換えると、社会生活をおくる上で皆んなが守るルールと考えてください。
具体的な法律を挙げると、大きく、実体法と手続法の2つがあります。
実体法:憲法、民法、刑法、商法(会社法)、労働法等
手続法:民事訴訟法、民事執行法、保全法、刑事訴訟法等
があります。(ご存知かとは思いますが、これ以外にも無数に法律はあります。)
ただ、これらの法律が社会ルールの基礎となっているので、勉強すると役立つわけです。
2、社会人が知っておきたい法律
社会人が上記で紹介した法律を全て勉強する必要があるかと言われれば、当然ないです。
では、何を知っておいた方がいいのかについて説明します。
①民法
1つ目が民法です。民法の分野は、総則、物権、債権総論、債権各論、親族相続と分けられています。
実際、ただの社会人の方が勉強するべきなのは債権分野(債権総論、債権各論)を知っておけば、十分でしょう。これでもかなり詳しい人です。
それ以外にもやりたいのであれば、親族相続あたりがいいと思います。結婚、扶養、遺産や遺言について勉強できるので、知らないと損をすることが多いです。
総則、物権に関しては、やらなくてもいいとは思いません。知っていて損はないです。
あと、民法は大改正がされるので、書籍を買う際は、改正されているものを読んでください。(直近の問題なら、別ですが…)
民法の勉強すべき分野:債権分野>親族相続>総則、物権の順になります。
・コラム(債権って何?)
債権を簡単に説明すると、人と人の約束についての決まりごとです。具体的には、売買、賃貸借、委任、請負等になります。
・勉強するのに役立つ書籍
超本気の社会人向け
の2つになります。資格予備校の書籍と思われる方もいると思いますが、普通の専門書は学説という法律をどう考えるかという内容が多く書いてあるものが多いので、社会人の方には無駄が多いです。
一般の方にはあまり知られていないことかもしれませんが、法律に関しては、予備校の書籍が分かり易く、必要な知識も揃っているので、オススメです!
・普通に知りたい人
これは債権の総論と各論を簡単にまとめた書籍で、初学者でも読み易いように書いています。(初めて読むと読みづらいと思うかもしれませんが、法律の書籍の中ではかなり簡単な部類です。)
②労働法
2つ目が労働法になります。労働法は集団的労働法(ストライキなどの規定)と個別的労働法(内定、移動、有給、残業などの規定)の2つがあります。
察しのいい人なら、わかると思いますが、社会人の方が勉強すべきは、個別的労働法です。
理由は、会社で働く上で、必ず出てくる分野だからです。
・勉強するのに役立つ書籍
・法律書
・新書
新書で紹介したのは、ブラック企業に入ったらどうしたらいいかということで、役立つ書籍を乗せておきました。要点だけを押さえたい人には新書がオススメです。
しっかり知りたい方は、法律書の方を読んでみてください。
3、民法、労働法の知っておいて欲しいこと
民法も労働法も法律上は私法という一般人同士を縛る法律となっています。
なので、仮に権利を持っていたとしても、相手方に請求しない限り、権利の実現はできません。つまり、残業代の不払いがあっても、請求しない限りは、何にも問題にはならないという事です!
大人なら、権利はしっかり、請求しましょう!(もちろん打算があって、請求しないなどがあるならいいのですが。)
4、まとめ
とりあえず、社会人の方、なる方は民法の債権分野と労働法を勉強してください。
法律を知らなくても俺は困らないという人が結構いますが、知っている人から言わせると、かなり搾取されているなと思うことが多々あります。
無知は罪ではないですが、無知を知っても無知のままでいることは罪です!
5、余談
余談になりますが、ブラック企業が日本にはびこっているのは、法律をろくに勉強しないで、仕事をしている人が多いから、生じている問題なんですよ。社会人なら、社会を良くするためにもしっかり請求してほしいものですね。
イケハヤさんの動画でも紹介があった通り、社会人の学習時間は平均一日6分とか… 絶望する…
それや、簡単に搾取できるわけだ。
コメントを残す