知らないとやばくなった法律
少し前までなら、知らなくても全く問題がなかった法律だったのですが、ここ数年ですごく重要となっているので、その法律について書いてきます。
重要になった法律とは、憲法です。
1、憲法とは
中学高校で憲法は勉強された方も多いと思いますが、正直つまらなかったのではないでしょうか。ただ暗記するだけだったし…(正直あれはやる意味がないです。)
では簡単に、定義してきます。
憲法は国家のあり方、方針を定める法であり、国家を縛るものです。
対して、
その他の法律(民法、刑法等)は国家の中にいる国民を縛る法です。
つまり、憲法は国を縛る法律であって、国民を縛る法律ではないのです!
ちなみに「法の支配」の法は憲法を意味します。
(上記の違いを理解せずに使うテレビのコメンテーターや政治家の方が稀にいるので…)
2、なんで、勉強する必要があるの
ではなんで勉強する必要があるのかについて書いてきます。
理由はすごく簡単で、日本では国家が憲法を国の都合のいいように変えようとしているからです。1、でも説明しましたが、憲法は国を縛る法律です。にも関わらず、国の都合のいいように国が変更しようとしているのですから、おかしな話ですよね。
例えば、万引きをしたいから、刑法の規定である窃盗の条文を無くすといったら、誰もがおかしいというと思うのですが、これと同じようなことを日本国が憲法でしようとしているわけです。
別に、俺は関係ないと思っている人もいるかもしれませんが、改憲されたら、そうは言っては言っては要られません。
一例だけでもあげると、緊急事態条項というものを現在検討しているのですが、これが通ると、緊急事態の状態になると、国は国民の権利を無視し、なんでも従わせることもできたりします。(あくまでも可能性ですが…)
詳しく知りたい方はhttps://www.huffingtonpost.jp/2018/05/03/kinkyu-jitai-joukou_a_23426043/
3、勉強できる教材
忙しい社会人が憲法を本気で勉強するのもコストパフォーマンスが悪いので、新書を紹介します。
この一冊で、今の憲法と改憲後の憲法がどんなものなのかよくわかります。
どこかの総理が知らなかった、憲法をまともに勉強したら、誰もが知っている書籍
芦部先生を知らずに憲法は語れないというほど有名な方の書籍です。
一般の方は、ここまで勉強する必要はないと思いますが、一応紹介しておきます。
最後に、大学で憲法をどのように勉強しているか知りたい方は以下の私のブログを参照ください。
4、まとめ
何事も知らなくても幸せに生きていけるという時代は終わったのだなと痛感するご時世です。
憲法は一度変わると、取り返しがつかなくなる可能性が高いので、ひと事と思わず、勉強して頂けたらと思います。
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