エンジニア未経験が内定をもらうまでにしたこと

エンジニア未経験が内定をもらうまでにしたこと

書こうか迷っていましたが、一様書いてみようと思います。

結論としては、2018年9月から本格的に勉強を開始し、約4ヶ月勉強した成果で内定を頂くことができました。

アイキャッチに載せた写真は私が内定を頂くまでに読んだ書籍です。このブログでは紹介していないものもありますが…(あと、今思うと読まなくて良かったなと思う書籍が結構あります。


1、概略

昨年7月から、仕事を辞め、7月に軽くProgateをやり、8月は北海道からの引越し準備のため、ほぼ勉強できず、9月から神奈川に住みながら、プログラミングスクールに通い本格的に勉強を開始、3ヶ月目でポートフォリオを作り、それを改良しつつ、行きたい会社一択で転職活動をし、1月に内定を頂き無事就活は終了!

以下で具体的に書いていきます。


2、スクールに通う前(7月、8月)

初学者ならProgateをやるべきと言う声が多く、月々980円で学習できると言うことなので、有料会員になり、勉強する。

とりあえず、スクールでやる、HTML&CSS、Ruby、Rails、JavaScript、jQuery、Git、SQLを勉強してみた。

HTML&CSS、Ruby、SQLは割とわかり易く、理解できたが、Rails、Gitは謎でさっぱりわからなかった。

まぁ、スクールで勉強すれば、分かるようになるか程度に考えていました。⬅︎大変甘い認識でしたが…

8月の段階のProgateのレベルが以下の状態でした。


3、スクールに通う(9月)

スクールのカリキュラムはHTML&CSS、Git、Ruby、Rails、SQL、JavaScript、jQuery、AWSを勉強し、スクールの課題を3つ1ヶ月以内に合格しないと、追加料金がかかるとの事…

必死に勉強するも、スクールのカリキュラムでは、Railsが理解出来ず、課題でもあるRailsが全く出来ない、メンターに聞いても、全く解決しない。

正直、スクールのカリキュラムは分かりづらく、Progateと書籍でRailsを勉強する事にしました。

ついでに、Gitもさっぱりだったので、GitもProgateと書籍で勉強しました。

この時、使っていた書籍

  1. 『たった1日で基本が身につくRubyonRails超入門』(技術評論社)
  2. 『RubyonRails5超入門』(秀和システム)
  3. 『HTML5&CSS3デザインきちんと入門』(SB Creative)
  4. 『Gitがおもしろいほどわかる基本の使い方33』(MdN)

でした。

最終的に、課題提出期限を5日残して、無事合格することはできましたが、ストレスは半端なかったです。

簡単に課題に合格する際に必要だと思った知識をまとめます。

・第一課題(HTML&CSS)

  1. レスポンシブデザイン

・第二課題(Rails)

  1. CRUD(一覧ページ、新規投稿、編集、削除)ができる簡単なアプリ
  2. フラッシュメッセージの設定

・第三課題(Rails)

  1. CRUD(一覧ページ、新規投稿、編集、削除)ができる簡単なアプリ
  2. ログイン機能(Devise)
  3. バリデーション
  4. アソシエーション(1対多)
  5. フラッシュメッセージの設定

でした。私は第三課題に苦戦して10日ぐらいかかりました!

乗り切れたのは、『RubyonRails5超入門』(秀和システム)とProgateを勉強したおかげなと思っています。

念の為書いておきますが、オススメの書籍と言う訳ではありません。

残りの5日間で、『RubyonRails5超入門』(秀和システム)を始めから最後まで一通り勉強していました。

この月でわかったことは、スクールのカリキュラムでは実務に出るに当たってお話にならないなと言うことでした。

理由は、プロが書いた書籍の内容より遥かに薄っぺらかったからです。

詳しく知りたい方は以下の記事を!

実際に通ってみたプログラミングスクールの実態


4、スクール2ヶ月目(チーム開発)

今振り返ると、経験としては良かったのかもしれないが、内容はザルだったというところでした。

まず、チーム開発について簡単に説明します。

1ヶ月目の課題に合格した人達をランダムで3、4人でチームを作り、一つのアプリを作るというものでした。内容は、スクール側で要件定義だけがしてあり、その後の①モック(表示画面の簡単な構図)、②BD設計(エンティティーの抽出、テーブル構成、ER図)、③実際の開発という流れでした。②まではレビューを受けますが、③以降は特にレビューはありません。週一で一週間の反省と改善をするだけした。あと160時間スクールで作業しないといけない義務がありました。

チーム開発の課題をクリアするには、DB設計、Gitのチーム開発の知識が必要になります。これらの知識に対してスクールが提供される教材は、多く見積もっても100ページ程度、これで、しっかりチーム開発が出来たら、世の中みんなエンジニアになれるわと思いました…

今回、1ヶ月目同様、スクールのカリキュラムだけでは、私の頭では、理解できなかったので、毎日本屋が空いてる時間に帰れる日、休みにした日は渋谷のジュンク堂に通う日々でした。

スクールの他の方がどの様にこなしていたかは分かりませんが、私の頭が悪いというのもあったと思います。他のチームの方は本を読まなくても出来ていた様なので…

その後、開発に入ると色々実装の仕方がわからないことが出てきて、再びRailsの勉強に励む事!

結局、未経験の人だけでチーム開発をしたので、自分たちがセオリー通りに開発を出来ているのか、DB設計のやり方は本当にこれでいいのか不安だけが残りました…

今、思うとただのお遊びでしかないと思います…

正しく、教えられるメンターも少なく、出来ないメンターでもわからないといわず適当に教えるメンターもいたので…(今だから分かることですが…)

この月に使っていた書籍(ER図作成まで)

  1. 『エンジニアのためのGitの教科書』(SESHOEISHA)
  2. 『(入門)はじめてのデータベース』(技術評論社)
  3. 『達人に学ぶDB設計徹底指南書』(SESHOEISHA)

・スクールの教材ではなんで、書いてある手順でやるのかがわからなかったので、『エンジニアのためのGitの教科書』でGItのチーム開発の流れ(Githubフロー)とGitの仕組みを勉強する。

・『達人に学ぶDB設計徹底指南書』で、エンティティーの抽出、テーブル設計、ER図を勉強しました。正直、正規化(第一から第三まで)などは私の頭ではスクールのカリキュラムでは理解できなかったので、非常に重宝しました!

この月に使っていた書籍(Ruby、Rails編)

  1. 『たのしいRuby第5版』(SB Creative)
  2. 『プロを目指す人のRuby入門』(技術評論社)途中まで
  3. 『Ruby on Rails5アプリケーションプログラミング』(技術評論社)
  4. 『Ruby on Rails5の上手な使い方』(SE SHOEISHA)使いそうな機能の部分だけ
  5. 『改訂4版 基礎Ruby on Rails』(インプレス)
  6. 『現場で使えるRuby on Rails5速習実践ガイド』(マイナビ)途中まで

上記で、RubyとRailsを勉強し直しつつ、チーム開発に励んでました。この月は160時間の拘束時間もあり、平均睡眠時間は5時間ぐらいでした。

開発自体は、チームメンバーで担当を割り振るので、自分の担当箇所はさっさと終わらせ、他のメンバーの部分を手伝う感じでした。

無事、チーム開発もハリボテではあるがECサイトを完成させ、チーム毎に発表し、無事終了!

スクールのカリキュラム片手間に、自分の勉強をしていたと言う状態でした。

この月辺りから、メンターに質問しても、まともな返答が返ってこない事が多くなってきました。(勿論、出来るメンターもおり、その方に聞けば、問題は解決出来るのですが、いない日は悲惨でした…)


5、スクール3ヶ月目(ポートフォリオ作成)

この月は、2ヶ月目の過労がたたり、倒れるが、チーム開発が終わった次の日までにポートフォリオのコンセプトを提出しないといけないと言うことなので、高熱の中、提出…(39度までは調子が悪くても何とか体が動くので頑張りました。)その後、家で5日寝込む…

ポートフォリオ作成はその後、進捗状況を週一で提出するだけでした。特にレビューなどはありません。

この月はRailsチュートリアル、Progate、上記で書いた書籍等を勉強し直しつつ、ポートフォリオを作りました。

2ヶ月目までに詰め込んだ知識でポートフォリオは使った感じでした。

とにかく、勉強した知識を盛り込んだだけのポートフォリオとなりました。

最終的に、AWSでのデプロイをするのですが、そこで、5時間待ち、わかりませんでした事件が勃発!次の日、出来るメンターに聞いて3分で解決しましたが…(質問内容は、独自ドメインを取得し、http接続をhttps接続に変更するにはどうしたらいいかでした。)そこまではスクールのカリキュラムではないとか…

完成した内容の記事はコチラ(現在は全然改良に改良を重ね違うものになっています)

ポートフォリオ完成!

スクールではポートフォリオと同時進行で、転職サポートもありましたが、私にはあまり役には立ちませんでした。元々、自己分析が出来ていた様なので…

ただ、周りの人は良かったと言う方が多かったので、私が例外だった可能性はあります。


6、転職活動(12月〜)

プログラミングの勉強は当然山の様にやる事があったので、Ruby、Rails、そして、SQL、Linuxなどをやったほうがいいと、12月のスクールのエンジニアの話を聞こうという話が出たので、やっていました。

この月から、勉強会や企業説明会にも積極的に参加する事に!

スクールを卒業した次の日に行った勉強会で、私の行っていたスクールは全然内容が足りないという事を同じスクールの卒業生から聞く!(1ヶ月目から薄す気づいていたので、確信に変わっただけですが、やっぱりねと言った感じでした。)

色々な所へ話を聞きに行く度に出てくるのがメイプルシステムズという会社がいいとのことなので、業界の方々が言うならと思い、全力で未経験であるに関わらず、メイプルシステムズにお話だけでも聴いて頂けませんかと連絡し、アポを取り付ける。実際にいってみると、非常に雰囲気の良い社風だなと思い、個人的にはSESの働き方が好きなので、ここにいきたいと思った。

また、偶然Javaの勉強会があると言う事で、行ってみると言うお話も頂けたので、参加する事に!(この時、転職先がRubyではなく、Javaかもと言う話もスクールであり、不安だったので、渡りに船でした。)

以下の記事に詳細をまとめました!(私はスクールの受講料なしで、就職先の斡旋も無く、最高でした!、正規のルートでは就職先の斡旋等があるかもしれないので、ご自身で確認してください。)

10間のJavaスクールを終えて

Javaスクールが丁度12月の中旬ぐらいで、その間はJavaにだけ集中し、転職活動は休止していました。

Javaの勉強会の際に勉強した書籍

  1. 『やさしいJava』(SB Creative)
  2. 『Java第2版入門編』(SE SHOEISHA)

上記とプラスして、ProgateのJavaを3周程度やっていました。

Javaスクールを終了して、再び、転職活動に!

メイプルシステムズは非常にいい所だと直感的に思いましたが、他の会社もしっかり見ておこうと思い、他の会社も見ておきました。

どの会社にいっても、この会社の利益のために働きたいと思える会社はとは出会わず、メイプルシステムズに行くと決心する。

この間、プロ方々にポートフォリオを見て頂き、問題点、良くない点、良い点などのコメントを頂く!

スクールでは、いいポートフォリオだったと褒められるだけで、違和感を覚えていましたが、やはり問題だらけなのだなと改めて、思い晒されました。

これらの意見をまとめると、機能はいいのだが、UIがダサく、使いづらいとのことでした。

そこで、12月の終わりからずっとUIの改良に励み、12月が終了する。


7、転職活動②(1月)

ポートフォリオを改良し、完成するも、デプロイにつまづき、成果を表せない問題が発生…

スクールにいた時から、AWSはさっぱりわかっていなく、何から勉強していいのかも分からず、困っていました。そこで、見つかったのが、Udemyでした。

Udemy、書籍でAWSを勉強するデプロイするにまでにはいたらず、ローカル環境でポートフォリをみて頂ける事になり、再びメープルシステムズへ!

未経験としては、完成度が高いと言う事で見事内定を頂けました!(ここで私の転職活動は終了しました!)

この後は、Udemy三昧でずっと勉強していました!(AWS、Rails、Git、フロント系、環境構築等)

・1月中にやったUdemyでやった講座(オススメという訳ではありません。)

  1. Web開発入門完全攻略コース – プログラミングをはじめて学び創れる人へ!未経験から現場で使える開発スキルを習得!
  2. フルスタックエンジニアが教える 即戦力Railsエンジニア養成講座
  3. よくわかるRuby on Rails入門-RubyとRailsを基礎から学びWebアプリケーションをネットに公開しよう
  4. もう怖くないGit!チーム開発で必要なGitを完全マスター
  5. Git入門: ノンプログラマーのための Git
  6. 手を動かしながら2週間で学ぶ AWS 基本から応用まで
  7. Amazon Web Service マスターコース EC2編
  8. はじめてのLinuxサーバー構築運用入門 – コマンド操作がはじめてでも自分でWebサーバを構築できるオンライン講座
  9. 【5日でできる】はじめての Linux 入門(LPIC Level1対応)

この後、デプロイするために、Twitterランドにいる有難い方々から、色々とご助言を頂き、環境構築辺りから勉強し、無事に2月にAWSでデプロイ出来ました!

転職の際に使ったもの

  1. ウォンテドリー
  2. Twitter

上記だけで、スクールの転職サポートは使いませんでした。自分で転職活動をした地点で、転職保証を外す事ができ、また、パートアルバイトを問わず、スクールが紹介した会社の内定を断っても転職保証が外れると言う事だったので、全く期待していませんでした。何より、行く気もない会社で面接練習をしつつ、業界について勉強しましょうと言う考え方が嫌いだったので、勝手に転職活動をしていました。(私の個人的な考えですが、行く気もないのに面接の練習のためだけに、企業に時間を使わすのは失礼だと思い極力面接はしませんでした。)


8、まとめ

プログラミングの勉強も転職活動も当たり前のことを当たり前にやれば、転職は出来るなとう事でした。

エンジニアというスタートラインに立つなら、Progateから始まり、スクールのカリキュラム(必須ではない)、書籍(20冊程度)、Railsチュートリアルを勉強し、ポートフォリオを作り、指摘された部分を改良する。

転職活動をするなら業界を研究をし、エンジニアの方からお話を聞く、TwitterなどのSNSで、DMなども使って情報を収集する。

関わった人には誠実に話し、どんな結果であり、自分のために時間をさいて頂い事に感謝し、お礼を言う。

以上のことをやったらしっかり転職できました。特別な事は特にやらず、淡々と必要だと思うことをやっていたとうのが私の感想です。

ついでに、ここまで、いろいろな書籍、教材で勉強しなくても良かったかなと今は思っています。もっと効率よく勉強する方法があったなと思っています。


9、現在

就職できたら、おそらく更に倍ぐらいの効率でやっていかないとついていけないと思うので、徹底的な基礎固めをやっています。

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ABOUTこの記事をかいた人

30歳のWebエンジニア/中央法→大手証券会社→プログラミングスクール→Webエンジニア(4年目)/現在は神奈川に住みながらプログラミングをメインにTwitterやブログで発信してます!